クジャクチョウの切手

ヨーロッパからアジア温帯域、そして日本にも生息するタテハチョウ科のクジャクチョウです。独特の優雅な色彩を持つことからクジャクチョウ(英名もPeacock)と名付けられています。翅の目玉模様は鳥の攻撃を急所からそらす役目を持っています。鮮やかな表面とは対照的に、裏面は暗褐色で紫色を帯びた黒色の線があり、これは保護色として効果的です。クジャクチョウは成虫で越冬しますが、家の中や納屋、あるいは洞窟などで冬眠します。裏面の保護色はコウモリなどの外敵から身を守るのに役立っていると考えられます。ジャージー島の切手には裏面を見せてとまる姿が描かれています。ヨーロッパではクジャクチョウはホップの害虫として有名です。


科名タテハチョウ科 (Nymphalidae)
属名クジャクチョウ属 (Inachis)
学名Inachis io
和名クジャクチョウ
英名Peacock
分布ヨーロッパ、アジア温帯域、日本の山岳地帯
開張5.5-6cm


1955.12.1
スイス
1959.6.26
東ドイツ
1961.11.27
チェコスロバキア

1962.3.13
北朝鮮
1962.8.31
サンマリノ

1963.9.29
アルバニア
1963.11.7
モンゴル
1964.5.25
ユーゴスラビア

1967.10.14
ポーランド
1969.4.15
ハンガリー

1974.3.6
イラン
1979.12. ?
シリア
1981.5.13
イギリス

1984.12.14
ブルガリア
1985.7.15
ルーマニア
1986.5.26
ユーゴスラビア

1986.9.15
ベニン
1990.4.6
フィンランド
1991.7.9
ジャージー島

1991.11.16
ポーランド
1993.5.10
ベルギー

1993.6.28
アンドラ
1993.9.15
マン島
1993.12.22
モルドバ



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