アンドラはスペインとフランスにはさまれたピレネー山脈の中の小さな国です。13世紀以降両国の共同統治下の保護国でしたが、1993年5月に主権在民をうたった憲法を公布し正式独立国となりました。面積は種子島とほぼ同じくらいの大きさで人口も7万人に満たないスキーや買い物による観光と農業牧畜が主産業の国です。 独立前の1976年に自然保護シリーズとして2種の蝶切手が発行されました。さらに1987年にも自然保護シリーズとして2種の切手が発行され、そのうちの1種に蛾が描かれました。1993年からは毎年2種の蝶を描いた自然保護シリーズが発行されています。選ばれている蝶はいずれもヨーロッパに一般的な種類で、これまでにも各国の切手に採り上げられているお馴染みの種類です。 |
1976.10.16 自然保護
アポロウスバシロチョウ Parnassius apollo (アゲハチョウ科) |
キベリタテハ Nymphalis antiopa (タテハチョウ科) |
1987.7.4 自然保護
イサベラミズアオ Graellsia isabellae (ヤママユガ科) |
1993.6.28 自然保護
ウスルリシジミ Polyommatus icarus (シジミチョウ科) |
クジャクチョウ Inachis io (タテハチョウ科) |
1994.9.5 自然保護
ヨーロッパタイマイ Iphiclides podalirius (アゲハチョウ科) |
コヒオドシ Aglais urticae (タテハチョウ科) |
1995.9.25 自然保護
ヤマキチョウ Gonepteryx rhamni (シロチョウ科) |
ヨーロッパシロジャノメ Melanargia galathea (ジャノメチョウ科) |