ドイツがまだ東西ドイツに分裂していた1962年に西ドイツから発行された付加金付きの青年福祉切手です。とりあげられている4種類の蝶はいずれもヨーロッパに広く分布するポピュラーな蝶です。ヨーロッパには約320種の蝶がいますが、大半は小型で地味な蝶です。ここにとりあげられている4種はヨーロッパの蝶としては大型で美しい蝶であり切手にも頻繁にとりあげられている種類です。 |
1962.5.25 青年福祉切手
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アポロウスバシロチョウ Parnassius apollo (アゲハチョウ科) |
キベリタテハ Nymphalis antiopa (タテハチョウ科) |
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コヒオドシ Aglais urticae (タテハチョウ科) |
ヨーロッパタイマイ Iphiclides podalirius (アゲハチョウ科) |
1962年の青年福祉切手の発行から22年後の1984年に、再び昆虫切手4種が登場しました。前回のように4種すべてが蝶というわけではなく、1種にのみ蝶が描かれています。お馴染みのヨーロッパアカタテハが、翅の裏面を見せて花にとまっているところが描かれています。 |
1984.4.12 青年福祉切手
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ヨーロッパアカタテハ Vanessa atalanta (タテハチョウ科) |
東西ドイツに分離していた当時、東ドイツ内のベルリンも東西に分離されていて、その西側のベルリン地区からも切手が発行されていました。西ドイツの青年福祉切手の発行と同時に、昆虫切手4種の青年福祉切手がベルリン地区から発行されました。その1種にマダラガが描かれています。西ドイツの切手同様、花にとまっているところが描かれています。翅を後方にたたんだ自然の状態の図柄が、図鑑的図柄を見慣れた目からは、これが蛾なのといった感じを受けますが、ナチュラルな感じで好感が持てます。ハンガリーの同じ蛾を描く切手と比較してみてください。 |
ベルリン地区
1984.4.12 青年福祉切手
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ベニモンマダラの一種 Zygaena carniolica (マダラガ科) |