通称の地域変化 世界中ほとんどの地域に生息するオオカバマダラは、一般に Monarch という通称(英名)があり、英語圏ではほとんどの地域で統一された通称になっていますが、一部の地域では違う名前で呼ばれています。セントビンセント領グレナディーン諸島とナウルの切手の印面には別の英語による通称が記載されています。Monarch と記載されたアメリカ合衆国の切手とともにご覧ください。括弧の中に英語の意味を付記しましたが、いずれもオオカバマダラの姿形や習性からの命名と思われます。 |
Monarch
(一人で支配する者)
![]() ![]() |
![]() |
---|---|
アメリカ合衆国 1987.6.13 |
Soldier Martinique
(マルチニークの兵士)
![]() |
![]() |
---|---|
セントビンセント領 グレナディーン諸島 1975.5.15 |
Wanderer
(さまよう人)
![]() |
![]() |
---|---|
ナウル 1984.7.24 |
同じように、キアゲハは通常 Swallowtail と呼ばれていますが、キアゲハの仲間が豊富な米国ではとくに Old World Swallowtail (旧世界のアゲハ) と呼ばれ区別されています。また、キベリタテハは、はじめて採集された地名(ロンドン市内)から英国では Camberwell Beauty と呼ばれていますが、米国ではその姿形から Mourning Cloak (喪服用の外套) と呼ばれています。ドイツ、スウェーデンなど他の多くの国でも同様の意味の名前が付けられています。 |
キベリタテハ
Nymphalis antiopa
スウェーデン
1993.5.21
切手の印面にある「Sorgmantel」はスウェーデン語で Mourning Cloak を直訳したものです(Web site で調べました)。チェコスロバキア、ポーランド、アンドラなどのキベリタテハの切手にもその国の通称が記載されており、同様の意味なのかどうか今度調べてみたいと思っています。 |