アンギラ Anguilla

カリブ海の北東端、西インド諸島の伊豆大島とほぼ同じ大きさのアンギラ島は、1650年以来英国の支配下にあり、ロブスターが輸出の大半を占める小さな国家です。アンギラとはスペイン語でウナギの意味で、島の形から命名されたものです。小国家の例に漏れず切手の発行も盛んで、蝶を描く切手も現在まで数多く発行されています。

最初の発行は1971年の4種の蝶を描くシリーズです。メスアカムラサキ、オオカバマダラなど一般的な種類が選ばれています。アメリカタテハモドキは独特の目玉模様が特徴で、米国南部からメキシコやカリブ海諸国に分布する種類です。開張が5-6cmで雌雄はよく似ています。幼虫はオオバコやキンギョソウなどいろいろな植物を食べます。ときに大発生することがあります。


1971.6.21 蝶切手

メスアカムラサキ
Hypolimnas misippus ♂
(タテハチョウ科)
アメリカタテハモドキ
Junonia lavinia
(タテハチョウ科)

ヒョウモンドクチョウ
Agraulis vanillae
(ドクチョウ科)
オオカバマダラ
Danaus plexippus
(マダラチョウ科)



Copyright(C) 1999-2006 M.Higashide