西インド諸島の島国、セントビンセント&グレナディーン諸島は1979年10月に独立国家となりました。1783年以来イギリス領でしたが、英領西インド連邦加盟などを経て1969年に自治権を獲得しています。セントビンセント島と600余りのグレナディーン諸島からなる面積が種子島よりもやや小さな小国家です。1979年の独立以前からセントビンセント島とグレナディーン諸島では切手が別々に発行されていましたが、最近では「セントビンセント&グレナディーン諸島」として統一発行されているようです。 その統一発行前のセントビンセントからの最初の蝶切手です。ヒメアカタテハやメスアカムラサキのように世界規模で分布する一般種と、中南米に固有の種類が選ばれています。ウラギンドクチョウは、同じ場所に生息することが多いヒョウモンドクチョウとよく似ていますが、前翅の濃褐色の斑紋や後翅の濃い黒色の縁取りなどで識別できます。 |
1978.4.6 蝶切手
ヒメアカタテハ Vanessa cardui (タテハチョウ科) |
ウラギンドクチョウ Dione juno (ドクチョウ科) |
ベニオビタテハ Anartia amathea (タテハチョウ科) |
メスアカムラサキ Hypolimnas misippus ♂ (タテハチョウ科) |
オオルリフタオシジミ Pseudolycaena marsyas (シジミチョウ科) |