ガーンジー島 Guernsey

イギリス海峡南西部、フランスのブルターニュ半島とコタンタン半島の間にイギリスの属領であるチャネル諸島があります。チャネル諸島はガーンジー島とジャージー島の二つの保護国に分かれており、ガーンジー島は主島であるガーンジー島、オールダニ島、大サーク島など8島で構成されています。

ガーンジー島は、1066年以来イングランドの保護国の地位にあり、乳牛のガーンジー種や厚手のニット上着の特産で知られています。面積78平方kmと北海道の礼文島とほぼ同じ広さで、人口6.5万人の小さな保護国です。


1981.2.24 蝶切手

ウスルリシジミ
Polyommatus icarus ♂
(シジミチョウ科)
ヨーロッパアカタテハ
Vanessa atalanta
(タテハチョウ科)

コヒオドシ
Aglais urticae
(タテハチョウ科)
Lasiommata megera ♀
(ジャノメチョウ科)


そのガーンジー島から発行された4種の蝶切手で、お馴染みのヨーロッパアカタテハやコヒオドシなど、いずれもヨーロッパでは普通に見られる蝶が採り上げられています。ウスルリシジミはアイルランドの蝶切手にも登場しています。

最高額面の25pのジャノメチョウは、英名を Wall Brown という開帳3.5-4cmのイギリスを含むヨーロッパ、北アフリカ、西アジアに広く分布する種です。陽当たりのよい乾燥地を好み、壁、岩、道路などの日溜まりでよく見られます。



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