エチオピアからは、1967年に最初の蝶切手5種が発行されました。キオビボカシタテハは、アフリカ東部の森林に生息する約125種からなるグループに属する種です。黒地に黄金色の帯が斜めに横切ります。前翅の基部と後翅の大部分は青紫色ですが、緑色の型もいます。 ウスアオシンジュタテハは、真珠母貝のような非常に美しい緑色の半透明の翅をもつアフリカ特産の種類です。ナタール地方から赤道森林地域まで分布し、森林内の空地、川辺でよくみられますが、通常は高いところを飛ぶため採集しにくい種類です。 |
1967.6.30 蝶切手
エジプトルリアゲハ Papilio aethiops (アゲハチョウ科) |
ヨーロッパフタオチョウ Charaxes jasius (タテハチョウ科) |
コノハフタオチョウ Charaxes varanes (タテハチョウ科) |
キオビボカシタテハ Euphaedra neophron (タテハチョウ科) |
ウスアオシンジュタテハ Salamis parhassus (タテハチョウ科) |
1975年に再び5種の蝶切手が発行されました。1967年のシリーズでも2種のフタオチョウ属が含まれていましたが、今回も2種のフタオチョウが含まれています。フタオチョウには、Charaxes 属とアジア・オセアニアに生息する Polyura 属に分類されます。 Charaxes 属はアフリカの代表的なタテハチョウであり、大きさといい力強さといい、南米のミイロタテハに匹敵します。種類数も多く、非常に美しい種類もいます。 |
1975.2.18 蝶切手
アフリカタテハモドキ Precis oenone (タテハチョウ科) |
フタオチョウの一種 Charaxes achaemenes ♂ (タテハチョウ科) |
オスジロアゲハ Papilio dardanus ♂ (アゲハチョウ科) |
オナガフタオチョウ Charaxes candiope (タテハチョウ科) |
アフリカオナシアゲハ Papilio demodocus (アゲハチョウ科) |