西アフリカ南西部に位置するシエラレオネは、海岸部に広大な湿地帯が広がり、高温多湿な気候条件から、かつては「白人の墓場」と呼ばれていました。1961年に英国から独立。国名は「ライオン山脈」を意味するポルトガル語が、のちにスペイン語化したものです。 1979年に最初の蝶切手が発行されました。長い尾状突起、褐色と青色の金属光沢の美しいイチジクシジミ、美しいニレウスルリアゲハ、アフリカ最大のドルーリーオオアゲハなど、特徴のある美しい種類が選ばれています。また、翅の裏面を見せてとまる姿も描かれており、種類の選択、デザインともに、なかなか質の高い蝶切手に仕上がっています。 |
1979.4.9 蝶切手
イチジクシジミ Myrina silenus (シジミチョウ科) |
ニレウスルリアゲハ Papilio nireus (アゲハチョウ科) |
クロアンテタテハモドキ Catacroptera cloanthe (タテハチョウ科) |
ドルーリーオオアゲハ Papilio antimachus (アゲハチョウ科) |
1980年に再び4種の蝶切手が発行されました。タテハチョウ科から3種、そのうち2種はフタオチョウです。前回同様、翅の裏面も描かれており、種の選択も妥当で上品で美しい仕上がりになっています。 |
1980.10.6 蝶切手
ヒメオナガコモンタイマイ Graphium policenes (アゲハチョウ科) |
コノハフタオチョウ Charaxes varanes (タテハチョウ科) |
シロオビフタオチョウ Charaxes brutus (タテハチョウ科) |
ザダックボカシタテハ Euphaedra zaddachi (タテハチョウ科) |