ノーフォーク島は、オーストラリア大陸の東方1800kmにある火山島で、オーストラリア領です。面積36平方km、人口2,000人足らず。住民は英国軍艦バウンティー号の反乱首謀者の子孫と、その後移住してきたオーストラリア人との混血からなっています。1976年から1977年にかけて17種の蝶と蛾を描く通常切手が、4回に分けて発行されました。統一された美しいデザインで、好感の持てるシリーズです。採用されている種もおそらくすべて自国に生息する種類だと思われます。

1976.11.17 通常切手（１次）

モンキアカタテハ Bassaris itea （タテハチョウ科）	ヤガの一種 Leucania loreyimima （ヤガ科）	リュウキュウムラサキ Hypolimnas bolina ♀ （タテハチョウ科）

ヤガの一種 Austrocarea iocephala （ヤガ科）	シャクガの一種 Cleora idiocrossa ♀ （シャクガ科）	サイパンタテハモドキ Precis villida （タテハチョウ科）

1977.2.22 通常切手（２次）

ベニゴマダラヒトリの一種 Utetheisa pulchelloides （ヒトリガ科）

シャクガの一種 Pyrrhorachis pyrrhogona （シャクガ科）	シタベニスズメの一種 Hippotion scrofa （スズメガ科）	ヤガの一種 Tiracola plagiata （ヤガ科）

1977.5.10 通常切手（３次）

シャクガの一種 Pseudocoremia christiani ♀ （シャクガ科）	ヤガの一種 Simplicia caeneusalis （ヤガ科）	シャクガの一種 Austrocidaria ralstonae （シャクガ科）

アゲハチョウの一種 Papilio amynthor （アゲハチョウ科）

1977.7.5 通常切手（４次）

シャクガの一種 Agathia asterias （シャクガ科）	ミナミヒメアカタテハ Vanessa kershawi （タテハチョウ科）	キシタシロチョウの一種 Cepora perimale （シロチョウ科）

1989年に4種の昆虫切手が発行され、そのうちの1種にヤガの一種が描かれています。

1989.2.14 昆虫切手

ヤガの一種 Thrincophora aridela （ヤガ科）