クリスマス島は、ジャワ島の南380kmのインド洋に位置する島で、オーストラリアの海外領土となっています。人口わずか890人、日本の壱岐島と同じ大きさの島であり、リン鉱石の採掘が主な産業となっています。クリスマス島の名前の由来は、1615年のクリスマスに発見されたことにちなんでいます。 1988年に昆虫を描く4種の通常切手が発行されましたが、そのうちの2種に蝶が描かれています。お馴染みのメスアカムラサキとトガリシロチョウの一種です。メスアカムラサキは雄と雌の両方が描かれています。トガリシロチョウの方も2個体が描かれていますが、雄と雌であるかどうかはよく分かりません。この蝶は、スリランカから東南アジアを経て中国西部まで広く分布しています。 |
1988.3.1 通常切手
トガリシロチョウの一種 Appias paulina (シロチョウ科) |
メスアカムラサキ Hypolimnas misippus ♂(左) ♀(右) (タテハチョウ科) |
1989年には切手展(STAMPSHOW 89)を記念して2種の加刷切手が発行されました。そのうちの1種の台切手が1988年のメスアカムラサキを描いた切手です。切手展の記念マークが黒で加刷されています。 |
1989.10.18 STAMPSHOW 89(加刷)
メスアカムラサキ Hypolimnas misippus ♂(左) ♀(右) (タテハチョウ科) |