中南米のコスタリカから蝶5種、蛾1種のシリーズが1979年に発行されました。真っ黒のバックに蝶を描くという極めて特徴のあるデザインになっています。個性的なデザインだけれども黒の背景では蝶が目立たないなど賛否が分かれるところだと思います。消印が見えないのではないかという実用面での問題もあるように思いますが、いずれにしても際だったデザインであることは間違いありません。

1979.8.31 蝶蛾切手

オオカバマダラ Danaus plexippus （マダラチョウ科）	ベニモンオオキチョウ Phoebis philea ♀ （シロチョウ科）	ロスチャイルドヤママユの一種 Rothschildia erycina （ヤママユガ科）

プレポナの一種 Prepona omphale （タテハチョウ科）	ムラサキツルギタテハ Marpesia marcella ♂ （タテハチョウ科）	キプリスモルフォ Morpho cypris ♂ （モルフォチョウ科）

ベニモンオオキチョウの雌が描かれていますが、この蝶は雄と雌の違いが明白です。雄は全体に黄色で前翅に幅広いオレンジ色の帯があり、後翅の縁はやや褐色味をおびています。これに対し雌は黄色か白色で、前翅と後翅の縁に褐色または黒色の斑紋があります。

1988年に第17回天然資源保護会議を記念して発行された3種の切手の一つに、ペレイデスモルフォが飛翔している図案が描かれています。

1988.2.1 第17回天然資源保護会議

ペレイデスモルフォ Morpho peleides （モルフォチョウ科）