カナダから1988年に4種の蝶切手が発行されました。大国からの蝶切手の発行としては遅い部類になります。アメリカ合衆国からの蝶切手と同じように4種田型連刷で発行されました。採用されている蝶もカナダなど北米特産のものです。 |
1988.7.4 蝶切手
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クロキアゲハの一種 Papilio brevicauda (アゲハチョウ科) |
ミヤマシジミの一種 Lycaeides idas (シジミチョウ科) |
タカネヒカゲの一種 Oeneis macounii (ジャノメチョウ科) |
メスグロトラフアゲハ Papilio glaucus (アゲハチョウ科) |
ジャノメチョウ科の蝶切手の発行は珍しいです。アゲハチョウ科やタテハチョウ科、あるいは美しさが際だっているモルフォチョウ科の切手が主流であり、地味なジャノメチョウ科はあまり採り上げられません。もっとも、ジャノメチョウやマダラチョウなどはタテハチョウの近縁であり、フクロウチョウやワモンチョウなども併せてタテハチョウ科に分類する場合もあります。 メスグロトラフアゲハの一部の雌は黒褐色か黒色で有毒種のアオジャコウアゲハに擬態していると言われます。トラフとは虎斑のことであり、虎のような模様を意味します。蝶や蛾の仲間には「トラフ」が付く種類がいくつかいます。トラフタテハ、トラフマダラ、ベニシタトラフヒトリ、トラフエダシャク等々。英名にもTigerと付く場合が多いようです。ちなみにメスグロトラフアゲハの英名はTiger Swallowtailです。 |
1995年にとてもユニークな切手が発行されました。カナダとメキシコの間を飛行する(渡る)生物を4種類採り上げたシリーズです。4種田型連刷で発行されました。そのうちの1種が有名なオオカバマダラです。オオカバマダラは渡りをすることで有名で、とくに北米の移動ルートは詳しく調査されています。カリフォルニア南部やメキシコの山林で冬眠するために、秋になると毎年オオカバマダラの大群が北アメリカを横断します。この蝶(あるいはその子孫)は、春になると単独か小さな群をつくって北に向かい、遠くカナダのケベック州にまで達します。他の3種には、オナガガモ、シモフリアカコウモリ、アメリカヤマセミが描かれています。 |
1995.8.15 カナダ・メキシコ間を渡る生物
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オオカバマダラ Danaus plexippus (マダラチョウ科) |