ローデシアは、1965年に白人国家として一方的に独立宣言しました。1972年頃から黒人組織がゲリラ戦を開始し1980年4月にジンバブエとして独立しました。そのローデシア時代の1974年に発行された15種の通常切手のうち5種に蝶が描かれています。1976年には、25cの切手に24cと加刷した切手と、24cに額面変更した正刷切手が同時に追加発行されました。 |
1974.8.14 通常切手
コノハフタオチョウ Charaxes varanes (タテハチョウ科) |
ルリボシタテハモドキ Precis hierta (タテハチョウ科) |
ツマムラサキシロチョウ Colotis regina ♂ (シロチョウ科) |
オナガコモンタイマイ Graphium antheus (タテハチョウ科) |
ホシボシタテハ Hamanumidia daedalus (タテハチョウ科) |
1976.7.1 通常切手
加刷切手 | 額面変更 |
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ルリボシタテハモドキ Precis hierta (タテハチョウ科) |
ルリボシタテハモドキ Precis hierta (タテハチョウ科) |
ツマムラサキシロチョウは、中近東からアフリカに多いコロティス属の一種で、この属の中でもっとも大きく美しい種類です。雄の前翅の先だけに美しく紫色に光る紋があります。雌の前翅の先には黒い紋だけしかありません。翅の開張は5〜6.5cmです。 シロボシタテハは、開張5〜6cmの独特の模様をもつ中型のタテハチョウです。翅の色は鉛色から灰褐色へと変異があります。全後翅とも白色と黒い炉の斑点がありホロホロ鳥を連想させます。 |