東アジアのフィリピンからアゲハチョウ4種を描く蝶切手が1969年に発行されました。コウトウキシタアゲハは、中国の蝶切手にも描かれましたが、大型の東アジアを代表する美しい蝶です。モンキアゲハは日本にも分布するお馴染みの大型のアゲハチョウです。 |
1969.9.15 蝶切手
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コウトウキシタアゲハ Troides magellanus ♂ (アゲハチョウ科) |
コモンタイマイ Graphium agamemnon (アゲハチョウ科) |
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フィリピンモンキアゲハ Papilio hystaspes (アゲハチョウ科) |
パラワンアカエリトリバネアゲハ Trogonoptera trojana ♂ (アゲハチョウ科) |
最高額面のパラワンアカエリトリバネアゲハは、世界最初の蝶切手にも描かれているアカエリトリバネアゲハにごく近い種類で、パラワン島だけに生息する固有種です。アカエリトリバネアゲハのパラワン亜種(トロヤナ)として分類することが多いようですが、前翅から後翅に続く一連の緑色の斑紋がパラワン種の場合はやや幅が狭いことや、生息地が完全に分離していることから、別種として紹介します。パラワン島の住民は蝶のことをタガログ語でパルパロと呼びますが、このトロヤナだけは特別にバジョバジョと呼んでいます。 |
1984年に6種の美しい蝶切手が発行されました。1969年のシリーズよりも横長でやや大型になり、背景に美しい花と緻密に描かれた蝶の組み合わせが非常によくまとまっており、すばらしい仕上がりになっています。描かれている蝶は、フィリピンに生息する特徴のある美しい大型の種が選ばれており(アゲハチョウとタテハチョウが3種づつ)、デザイン・企画ともに質の高いの部類に入る蝶切手だと思います。 コウトウキシタアゲハは1969年のシリーズに雄が描かれましたが、今回は雌が描かれました。台湾のランシュ島(紅島嶼)にも分布することからこの和名が付けられています。フィリピン諸島東側の降雨林地帯に広く分布しますが、生息地は局地的です。翅の黄金色は見る角度によって輝きと色調が変化します。なお、学名の種小名 "magellanus" はマゼランに因んでいます。 |
1984.7.5 蝶切手
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フィリピンオオイナズマ Lexias satrapes (タテハチョウ科) |
フィリピンオビクジャクアゲハ Papilio daedalus (アゲハチョウ科) |
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ハスオビヤイロタテハ Prothoe franckii (タテハチョウ科) |
コウトウキシタアゲハ Troides magellanus ♀ (アゲハチョウ科) |
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キオビコノハ Yoma sabina (タテハチョウ科) |
オオゴマダラタイマイ Graphium idaeoides (アゲハチョウ科) |