1960年にフランスから独立したアフリカの南東に浮かぶ大きな島国マダガスカルから16種の通常切手が発行されました。その中の8種にマダガスカル特産の蝶と蛾の図案が採用されています。マダガスカルはアフリカ大陸から離れた島国であることから、猿などの哺乳類をはじめ動物の生態系に特異なものが多く特産の蝶や蛾も多く見られます。 |
1960.5.25 通常切手
(1Fのみ1960.1.16発行)
スジツマアカシロチョウ Colotis zoe (シロチョウ科) |
マダガスカルマダラホソチョウ Acraea hova (ホソチョウ科) |
トガリシンジュタテハ Salamis anacardii (タテハチョウ科) |
1960.1.16 | |
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アカスジシロコケガの一種 Chionaema pauliani (ヒトリガ科) |
ハガタムラサキ Hypolimnas dexithea (タテハチョウ科) |
キマダラフタオチョウ Charaxes antamboulou (タテハチョウ科) |
ニシキオオツバメガ Chrysiridia madagascariensis (ツバメガ科) |
マダガスカルオナガヤママユ Argema mittrei (ヤママユガ科) |
ハガタムラサキはマダガスカル特産の大型の美しいタテハチョウでリュウキュウムラサキの近縁種です。ニシキオオツバメガは蛾の中でもっとも華麗で美しいと言われている種類でやはりマダガスカル特産です。昼行性で驚くほどアゲハチョウに似ています。とくに虹色に飾られた後翅と短く細い数本の尾状突起は美しく、ビクトリア朝時代の人々はその翅を使って身を飾りたてていました。 |
1985年に5種の蝶と蛾を描く切手が発行されました。アンテノールジャコウアゲハは、マダガスカル特産の大型のアゲハチョウです。なお、デラランデコビアゲハを描く小型シートも同時に発行されています(未入手)。 |
1984.8.30 蝶蛾切手
ヤガの一種 Eudaphaenura splendens (ヤガ科) |
アケビコノハの一種 Othreis boseae (ヤガ科) |
アンテノールジャコウアゲハ Pharmacophagus antenor (アゲハチョウ科) |
マダガスカルマダラホソチョウ Acraea hova (ホソチョウ科) |
ヤガの一種 Epicausis smithii (ヤガ科) |