インドから最初に発行された蝶切手です。ムラサキワモンチョウは、開張が12-13cmと大型のワモンチョウで翅が丸みを帯びています。主にインド北部やパキスタン、ミャンマーの密林地帯に生息し、明け方と日暮れ時にのみ活動します。ふわりふわりと地面近くを飛びます。 ウスベニハレギチョウは、インド西部、中国、マレーシア、インドネシア、フィリピンにかけて広く分布する種類で、鮮やかな赤褐色が特徴です。翅の縁にはV字形の斑紋が並んでおり、和名のハレギチョウ(晴れ着蝶)の名前の由来になっています。 |
1981.10.20 蝶切手
ムラサキワモンチョウ Stichophthalma camadeva (ワモンチョウ科) |
ウスベニハレギチョウ Cethosia biblis (タテハチョウ科) |
ミナミイシガケチョウ Cyrestis achates (タテハチョウ科) |
テングアゲハ Teinopalpus imperialis ♂ (アゲハチョウ科) |
ミナミイシガケチョウは、日本にも生息するイシガケチョウの近縁種です。翅に複雑な模様があり、この模様が地図のように見えることから英名は「Common map (地図蝶)」と呼ばれています。テングアゲハは、独特の翅の色と斑紋、翅の形も風変わりでアゲハチョウの中でも特異なグループを形成しています。分類学的にはアオスジアゲハに近い種類といわれています。 |