ガボンはアフリカギニア湾東岸に位置する赤道直下の国です。1960年にフランスから独立しました。アフリカ第5の原油産出国で、経済の中心も石油が中心になっています。 1971年に最初の蝶と蛾を2種づつ描く切手が発行されて以来、数多くの蝶と蛾を描く切手が発行されています。1971年の蝶蛾切手に描かれたアサギフタオチョウは、ルワンダ、コンゴ人民共和国、シエラレオネなどからも発行されています。ウスコモンマルバネタテハが属する Euxanthe 属は、丸みのある独特な形の翅を持つ大きなグループです。森林の奥深くに生息しています。 |
1971.5.26 蝶蛾切手
アサギフタオチョウ Charaxes smaragdalis ♂ (タテハチョウ科) |
ウスコモンマルバネタテハ Euxanthe crossleyi (タテハチョウ科) |
エピフォラヤママユの一種 Epiphora rectifascia (ヤママユガ科) |
ヨツモンヤママユの一種 Imbrasia bouvieri (ヤママユガ科) |
1973年には6種の蝶切手が発行されました。1971年の蝶2種もタテハチョウ科でしたが、今回もすべてタテハチョウ科で統一されています。特徴的なのはアフリカの代表的なタテハチョウである Charaxes 属のフタオチョウが3種選ばれていることです。 ベニモンホソチョウモドキは、有毒のホソチョウ科のベニモンホソチョウに擬態しています。この蝶にはアゲハチョウ科のベニモンアフリカタイマイも擬態しており、こちらはシエラレオネやブルンジの切手に登場しています。 |
1973.2.23 蝶切手
オナガフタオチョウ Charaxes candiope (タテハチョウ科) |
アカムラサキタテハ(裏) Asterope pechueli (タテハチョウ科) |
アフリカイシガケチョウ Cyrestis camillus (タテハチョウ科) |
オオフトオビフタオチョウ Charaxes castor (タテハチョウ科) |
ミズイロフタオチョウ Charaxes ameliae ♂ (タテハチョウ科) |
ベニモンホソチョウモドキ Pseudacraea boisduvali (タテハチョウ科) |
1978年に5種の不足料切手が発行されましたが、1973年の蝶切手6種のうち5種のデザインを小型化してそのまま流用しています。 |
1978.7.4 不足料切手
オナガフタオチョウ Charaxes candiope (タテハチョウ科) |
ミズイロフタオチョウ Charaxes ameliae ♂ (タテハチョウ科) |
アフリカイシガケチョウ Cyrestis camillus (タテハチョウ科) |
オオフトオビ フタオチョウ Charaxes castor (タテハチョウ科) |
ベニモン ホソチョウモドキ Pseudacraea boisduvali (タテハチョウ科) |