パラグアイ Paraguay

南米のパラグアイから最初の蝶切手です。ちょっとけばけばしいデザインの大型の蝶切手です。低額面7種、高額面3種の各々、2組の連刷切手で発行されました。タブには同一デザインの蝶が描かれています。パラグアイはこのタイプの大型切手が数多く発行されており、収集家目当てであるのは間違いないところです。しかしながら選ばれている蝶の種類は南米産の美しい蝶ばかりであり、アフリカなどの種類に構わずデザイン化する乱発行国とはひと味違っています。


1973.3.13 蝶切手

ムラサキウズマキタテハ(裏面)
Callicore pastazza
(タテハチョウ科)
アエドンアグリアス
Agrial aedon ♂
(タテハチョウ科)
キマダラマルバネアゲハ
Papilio zagreus
(アゲハチョウ科)
ドクチョウの一種
Heliconius hydarus
(ドクチョウ科)
アサギドクチョウ
Philaethria dido
(ドクチョウ科)
ウズマキタテハの一種
Callicore astarte ♂
(タテハチョウ科)
タスキアゲハ
Papilio thoas
(アゲハチョウ科)
クラウディナアグリアス
Agrias claudina
(タテハチョウ科)
マボロシアカネタテハ
Callithea sapphira ♀
(タテハチョウ科)
ホスピタオオルリセセリ
Jemadia hospita
(セセリチョウ科)


タブには同じデザインの蝶が描かれています。


1975年には日本の沖縄海洋博を記念する3種の切手が発行されました。外国が発行する日本に因む切手のことをニッポニカといいます。近年、日本の収集家目当てのニッポニカが多数発行されるようになりましたが、この切手は比較的初期のニッポニカに属します。他の2種は、ハイビスカスと古代船を描いています。


1975.2.24 沖縄海洋博

リュウキュウムラサキ
Hypolimnas bolina ♂
(タテハチョウ科)



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