ドミニカ共和国 Dominican Republic

西インド諸島の諸国の中では最も古い歴史を持つ国の一つ、ドミニカ共和国(1865年独立)からの蝶切手です。西インド諸島にはドミニカ国(Commonwealth of Dominica)と言う別の小国もあり紛らわしいです。切手の出来映えは自体はやや印刷が貧弱ですが、採用されている蝶の種類や発行年(1966年)を考えれば誠実で好感の持てるシリーズです。


1966.9-11 蝶切手

1966.9.7 1966.11.8 1966.9.11
ミナミシロチョウ
Ascia monuste
(シロチョウ科)
キジマドクチョウ
Heliconius charitonia
(ドクチョウ科)
ワタリオオキチョウ
Phoebis sennae
(シロチョウ科)

1966.11.8 1966.11.8
マエモンオオヤマキチョウ
Anteos clorinde
(シロチョウ科)
トガリベニコノハ
Anaea marthesia
(タテハチョウ科)

1966.11.8 1966.11.8 1966.11.8
ツバメアカキチョウ
Eurema gundlachia
(シロチョウ科)
ゴマダラヒョウモンダマシ
Anelia numidia
(マダラチョウ科)
フトオビアゲハ
Papilio androgeus
(アゲハチョウ科)


シロチョウ科の蝶が4種も描かれているのが特徴です。マエモンオオヤマキチョウは、開張が7-9cmの大型のヤマキチョウ属の種で、別名「マンモスヤマキチョウ」とも呼ばれています。

ワタリオオキチョウは夏になるとメキシコやアメリカ南部から北に向かって移動することで有名です。西インド諸島や時にはニューヨークまで現れることもあるそうです。大型で飛翔速度が速く長い距離を移動します。北へ移動した個体が南へ引き返すわけではなく、なぜ集団移動するのかはよく分かっていません。


1966年にハリケーン被災者救済のため、付加金を加刷した切手が発行されました。


1966.12.9 ハリケーン被災者救済(加刷)

ミナミシロチョウ
Ascia monuste
(シロチョウ科)
キジマドクチョウ
Heliconius charitonia
(ドクチョウ科)
ワタリオオキチョウ
Phoebis sennae
(シロチョウ科)

マエモンオオヤマキチョウ
Anteos clorinde
(シロチョウ科)
トガリベニコノハ
Anaea marthesia
(タテハチョウ科)

ツバメアカキチョウ
Eurema gundlachia
(シロチョウ科)
ゴマダラヒョウモンダマシ
Anelia numidia
(マダラチョウ科)
フトオビアゲハ
Papilio androgeus
(アゲハチョウ科)



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